Polygon(ポリゴン)とは?わかりやすく解説【NFT音楽】

Polygon(ポリゴン)とは?わかりやすく解説【NFTアート】

この記事では、NFTアート(NFT音楽)にも関係が深いPolygon(ポリゴン)についてくわしく解説します。

Polygonは、暗号資産の時価総額2位であるイーサリアムの問題を解決するために作られたネットワークプロジェクトです。

Polygon自身も時価総額18位(※)と比較的高い取引量があり、注目度の高さが伺えます。

イーサリアムの価値が上がっていけば、Polygonの価値も比例して上がっていくと予想されます

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NFT音楽の取引でも使うことが多いPolygonについて、しっかり知識をつけておきましょう。

※2022/5/2時点

目次

Polygonとは

Polygonとは、イーサリアムのユーザー増加による「通信速度の遅さ」や「ガス代の高騰」といったスケーラビリティ問題を解決する目的で開発されたプロジェクトです。

Polygonは元々、2017年にMatic(マティック)としてローンチされましたが、2021年にMaticからPolygonへと名称を変更しました。

しかし、通貨シンボルであるMaticは名称変更することなくそのまま使用されているため、取引所などで取り扱う際は十分に注意しましょう。

Maticは、Polygonネットワークでの支払いやステーキングガバナンスなどに使用されます。

Maticの値動きは、イーサリアムと比例しています。

なので、イーサリアムの需要が大きくなるほど、Maticの価値も上がってくると予想されます。

将来性に期待がもてるので、注目しておきたい銘柄です

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昔はプロジェクト名と通過シンボルが「Matic」、今はプロジェクト名が「Polygon」、通貨シンボルが「Matic」なんだね

ステーキング……ビットコインにおけるマイニングに相当するプロセスで、保有しているだけで報酬が得られる仕組み

ガバナンス……投票権のようなもの。
分散型組織は、管理者がいないため利用者の投票によって組織を運営している。

Polygonの仕組み

Polygonは、イーサリアムのレイヤー2のブロックチェーン上に構築されているスケーリングソリューションです。

イーサリアムのブロックチェーンは、NFTやDiFi(分散型金融)のブームにより、大量の取引データを処理しなければならなくなり、それによってスケーラビリティの問題が発生しました。

そこで、レイヤー1であるイーサリアムのメインネットとは別の場所で取引データの処理を行うレイヤー2と呼ばれるスケーリングソリューションが開発されました。

別の場所でデータの処理をするため、メインのブロックチェーンに処理の負荷が掛からず、高速な処理が可能になりました。

レイヤー2のように、メインのブロックチェーンの外部で取引することを「オフチェーン」、メインのブロックチェーン上で取引することを「オンチェーン」といいます。

イーサリアムのレイヤー2は、Polygonのほかにも多くの種類があります。

PolygonはPoW(プルーフオブワーク)ではなく、PoS(プルーフオブステーク)を採用しているため、マイニングによる大量の電力消費や、ネットワークの混雑による通信速度の遅延といった、今までのイーサリアムの問題点を解決することができます。

PoSは、通貨の保有量と保有時間に応じてコンセンサスアルゴリズムに参加する役割を与えるシステムです。

イーサリアムのメインネットもPoSに移行する大規模のアップデートが予定されており、今後に注目が必要です。

PolygonとNFTアート

NFTアート(NFT音楽など)とはデジタルアートをNFT(Non-Fungible-Token、非代替性トークン)にしたものです。

デジタルアートに唯一無二の付加価値を証明することにより、価値をつけられるようになりました。

現在、NFTアートを購入できるマーケットプレイスでは、イーサリアムかPolygonのネットワークを使用しているケースが大半です。

つまり、NFTアートを購入するには、ETH(イーサ)かMatic(マティック)を用意する必要があります。

NFTアートを出品・購入する場合、イーサリアムとPolygonのネットワークでは、以下のようなメリット・デメリットがあります。

イーサリアム

  • 出品、購入時にガス代がかかる
  • 市場規模がPolygonよりも大きく、購入や2次流通がされやすい
  • 通信速度が遅い

Polygon

  • 出品、購入時にガス代がかからない
  • 市場規模がイーサリアムよりも小さい
  • 通信速度が早い

イーサリアムで作品を出品・購入すると、ガス代(手数料)がかかります。

このガス代は、ネットワークの混み具合によって価格が大きく変動します。

かなり高額になることもあるので、NFT初心者の人は、まずはガス代のかからないPolygonの作品を取り扱うのがオススメです。

OpenSeaでPolygonはどうやって使うの?

世界最大のマーケットプレイスの「OpenSea」では、イーサリアムとPolygonのネットワークを使用しています。

Polygonの作品を購入するには、イーサリアムの通貨であるイーサ(ETH)を購入して、Polygonネットワークにイーサをブリッジ(移動)させる必要があります。

Polygonの作品を購入する手順はつぎのとおり。

  1. メタマスクのアカウントを開設
  2. メタマスクにPolygonネットワークを追加
  3. 暗号資産取引所で購入したETHをメタマスクに送金
  4. OpenSeaで購入したい作品を選択し、Buy Nowを押す
  5. 手順通りに進めていき、ETHをPolygonにブリッジ
  6. メタマスクで署名して購入完了

手順が複雑なため、最初はかなり手こずると思います。

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失敗をしないようにゆっくり行いましょう。

また、ETHをPolygonにブリッジする際にガス代がかかるため、少し余分にETHを購入するようにしましょう。

まとめ

この記事では、Polygonについてくわしく解説しました。

Polygonは、イーサリアムのスケーラビリティ問題を解決するために開発されたプロジェクトです。

ビットコインやイーサリアムなどの主要な暗号資産ほど知名度は高くありませんが、イーサリアムを支える縁の下の力持ちとして今後も使用されていくことでしょう。

将来性にも期待できるので、興味のある人はぜひ調べてみてくださいね♪

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