この記事では「NFTとは何か」について初心者にもわかりやすく解説します。
近年、NFTというワードがニュースやYouTubeで取り上げられることが増えてきました。
例えば、こんな事例があります。
- 日本の小学生が夏休みの自由研究に書いたピクセルアートが80万円で落札される
- 海外でBAYCという猿のデジタルイラストが数億円で売れる
驚きのニュースがたびたび取り上げられていますよね。
話題性の高いNFTですが、つぎのような悩みはありませんか?
- 興味はあるけど実際にどのようなものなのかわからない・・・
- やってみたいけど難しそうなイメージでなかなか手が出せない・・・
本記事では、NFTのことやNFTを理解する上で重要なブロックチェーン技術についてカンタンに解説します。
NFTに興味があるけどまだ手を付けられていない人は、本記事を読んで今の内に理解を深めておきましょう♪
NFTとは?
NFTとはNon-Fungible-Token(ノンファンジブル・トークン)の略です。
表現がむずかしいですよね。
ご安心ください、カンタンに解説しますね。
まず、ノンファンジブルは「代替不可能」という意味で、”世界でたったひとつ“という意味。
トークンとは、ここでは暗号資産(仮想通貨)のことを指します。
つまりNFTは、世界でたったひとつの暗号資産のことだよ。
例えば、今までのデジタル作品はカンタンにコピー・改ざんができてしまいました。
そのため「誰が作成したのか」、「誰が今の所有者なのか」を証明することができませんでした・・・。
NFTはブロックチェーンという技術を使うことで作成者や所有者の証明が可能になり、世界にひとつだけのデジタル資産を作ることができます。
現実世界でお金とモノやサービスを交換できますよね?
NFTが登場したことで、デジタル空間では仮想通貨とNFTアートを交換できるようになりました。
ブロックチェーンとは?
ブロックチェーンは、ネットワーク上にあるパソコンを直接接続して、取引履歴を暗号技術を用いて分散的に処理・記録する情報技術のことです(【保存版】超わかりやすいブロックチェーンの基礎知識参照)。
取引履歴が自立して分散されていくことを「自立分散システム」と呼びます。
ある取引を改ざんしようとすると、その取引より新しい取引の履歴もすべて改ざんしなければならないため、データの改ざんや破壊の防止システムとして非常に有効です。
またブロックチェーンは、NFTひとつひとつに固有のIDを割り当てます。
このIDは変わることがないので、デジタルデータを世界で唯一無二のものとして識別できるようになりました。
NFTと仮想貨通
NFTの売買には仮想通貨が必要になります。
仮想通貨にはさまざまな種類がありますが、NFTの売買のほとんどはETH(イーサリアム)という仮想通貨が使われます。
仮想通貨はコインチェックやビットフライヤーなどの仮想通貨取引所で購入することができます。
また、NFTを購入・出品する際に、「ガス代」と呼ばれる手数料がかかります。
仮想通貨を購入するときは、必要な分よりも少し多めに購入しておくのがよいですよ。
NFTのメリット・デメリット
ここまで、NFTについてくわしく紹介してきました。
NFTは「デジタル作品にまったく新しい価値を与えることができる技術」というのは理解できたのではないでしょうか?
今はまだまだ知名度が少ないNFTですが、数年後には当たり前のように使われているはずです。
そんな素晴らしいNFTですが、実は問題点もあったりします。
ここではNFTのメリット・デメリットについて解説していきます。
NFTのメリット3つ
まずは、NFTのメリット3つを解説します。
デジタル作品を価値のあるものとして保有できる
今までのデジタル作品はコピーや改ざんが簡単にできたため、現物の作品と比べると価値がありませんでした。
そこでデジタル作品をNFTにすることで、世界で唯一無二の価値ある資産として保有できるようになりました。
クリエイターにとっての新たな収入源になる
NFTは希少性・将来性があると判断されれば、作品の価値がどんどん上昇します。
例えば、NFTアートで有名なonigirimanさんの作品は最低でも1枚30万円以上の価値があります。
また、作品が二次流通されると、元の作成者に数パーセントのロイヤリティ(取り分)が入ってきます。
作品の価値を高めて、二次流通が起きるようになれば、自然とお金が入ってくる仕組みになるのです。
将来性がある
NFTは価格の上昇が大きいことから「アート投資」として注目されています。「このNFTは将来価値が上がるだろう」と感じたら、安いうちに購入しておくと、将来大きなリターンを生み出すかもしれません。
NFTのデメリット3つ
つづいて、NFTのデメリット3つを解説します。
価格の変動が激しい
NFTの売買に使用される仮想通貨は、円やドルなどの現金通貨と違い価格変動がかなり激しいです。
イーサリアムを例にすると、2021年の11月は1ETH(イーサリアム)約54万円でしたが、2022年の2月には約30万円ほどに落ち込みました。
上昇するメリットもありますが、リスクも大きいです。
ちなみに、わたしは2017年の仮想通貨ブームで仮想通貨を購入したんですよね。
その後、暴落しましたがガチホ(購入してから手放さない)してました。
購入した当時140万円くらいだったビットコインが今では3倍以上の価格になっている(記事初稿日:2022年3月27時点)ので、驚きを隠せません💦
売買するまでの準備が大変
NFTを始めるには
の3つのアカウントを開設する必要があります。
MetaMask(メタマスク)やOpenSea(オープンシー)といった世界中で使用されている人気の高いものは英語表記なので、アカウントを開設するのは少し大変です。
このサイトでは、アカウント解説をわかりやすく解説しているから、ぜひ読んでみてね!
法律の整備が整っていない
まだまだ歴史の浅いNFT。
NFTや仮想通貨に関する法律は整備がまだ追いついていません。
詐欺やトラブルに巻き込まれても、法律があいまいなため違反にならない可能性があります。
また、自分がNFTのビジネスを始める際に、海外では問題なくても日本では法律違反となるケースがあるので、十分注意するようにしましょう。
まずはNFTをはじめてみよう!
本記事ではNFTやブロックチェーンについてくわしく解説しました。
NFTはデジタル作品に新たな価値を生み出し、今後の経済に欠かせないものとしてますます発展していくでしょう。
海外ではNFTのビッグニュースが毎日更新されています。
海外と比べて日本のNFT市場規模はとても小さいですが、日本の大企業も続々とNFT業界に参入しています。
NFT音楽をはじめるならNFTの知識は必要不可欠。
また、暗号資産(仮想通貨)についても学んでおきましょう。
時代の新しい波に乗り遅れないように、NFTについて少しでも早く経験しておくとよいですよ♪
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